知らない顔のあなたに

エンタメと私情

はじめに。

 

現実逃避で、ずるずると逃げていたブログを書き始めている。パソコンについちゃう手汗を気にしながら、学校の図書館で。

私はたぶん多汗症というもので、特に手汗がひどい。冬夏問わず急に止まらなくなってしまうのだが、仲の良い人にしか話していない。

だって、言えなくないか。そんなこと。というか、”友達”に何を言って何を言わないか、そういう線引きってみんなどこでしてるんだろう。

 

大学に入ってまた人が変わった。思えば、中高一貫のくせに高校に入ってからも人が変わった気がする。まあそれは完全に友人関係の失敗のせいなのだけれど。

中学の時は、自分の好きを晒すことで自分を守っていた。周りを信頼していたからだと思う。少なくとも私の前で推しの悪口は言わないでしょ、それくらいの思いやりはあるでしょ、と思っていた。

間違いでもなく、正解でもない防衛策だった。

 

だから、ではないけど、大学では推しの話を自分からすることはない。

というか、多分私が暴走したくないから抑えてる。距離感をすぐ間違える、私の悪い癖を自覚しているから。

「私はこの人が好きで、この人のこういう所が好きで、この作品に救われて、」と、とめどなく話せるし、好きなものに対してはとことんまで好きだから。

それをやらかして引かれても悲しいな、と思って言わないでみたら、どうやら私の好きなものに周りの人は興味がないらしく、どっちにしろだめだったことに気づいた。

 

 

だからそろそろ日記を書く。書かないといけないと思った。

 

大好きなドラマ『お耳に合いましたら。』の一話の「”好き”は、誰かに話さないと死んでしまう」というシーン。

 

そのシーンを見てから、多分2年くらい経ってしまったが、私も”好き”をここに書くことで、私の”好き”をずっと抱きしめて生きていきたい。人に話せない私の”好き”は、ここに置いておくことにする。

 

第1話 パーソナリティーはじめました | TVer